今週の『舞-HiME』。

今週は第25話『運命の刻へ』。
HiME同士の戦いによって学園は荒廃し、事情を知らないままみな去っていく。千絵とあおいも例外ではなく、学園をあとにする。そんな二人を見送る舞衣はまもなくやってくる最後の決戦に覚悟を決めていた。決戦前夜、錯綜する4人の想い。
そして迎えた朝。
なつきは静留との決着をつけるためあとを舞衣に託しバイクで走り去り、静留は一人なつきを生徒会室で待つ。自分の想い受けいられぬのなら力づくでも自分のもとにと、静留はその刃をなつきに向ける。なつきの本当の想いを知らぬままで。自分の大切な人がわかったなつきに応えるようにあらわれた巨大なデュラン。
「チャイルド、大切な人への想いが生み出す異形の子。思いの強さは力となる。」
自分の素直な気持ちに向かい合い、大切だからこそこれ以上静留の手を汚させたくないなつきは甦ったデュランの力で清姫を撃ち抜く。最後に分かり合ったなつきと静留はそのHiMEの消失とともに二人揃って消えていく。
その頃一人黒曜の君のもとへ赴こうとする舞衣のもとに現れたのは碧の手によって以前の記憶を保ったまま甦った深優。そのアリッサへの想いは全てを操る黒曜の君に向かっていた。舞衣の視線からその道標が図書館だと知った深優は一足先に図書館へ向かう。そこで待ち受けていたのは命。すべては兄上である黒曜の君のために。舞衣を水晶の姫として欲している黎人の邪魔になる存在を消すべく深優の前に立ちふさがる。
二人が戦っている間に図書館へと入った舞衣は凪の導きによって風華の宮に降りる。なつきと静留の消滅によってその柱が11本になった時、その扉は開かれた。舞衣が一人その扉から奥に入るとそこには黎人が待っていた。自分の妻となり、新たなる世界を作るために力を貸せと黎人は舞衣に言うが、舞衣はそれを拒否。たとえ祐一が死しても、その思いは自分の中に溢れていると気づいた舞衣。その思いが再びカグツチを呼び出した。黎人に立ち向かう舞衣。そしてその前はだかったのは真の姿を見せた弥勒と命。
その頃、命と戦っていたはずの深優は柱の間で凪と戦っていたが、不意に聞こえたアリッサの声に自分の力を全て解放。閃光とともに何がおきたのか。
そしてついに最後の戦いを迎えた舞衣と命。その先に待つ運命は。。。
というわけでラス前!
なつきと静留の戦いに決着。最後に分かり合えた二人は幸せだったのかそうでなかったのか。。。なつきにその身を預けやわらかい笑みを浮かべていた静留と力強い笑顔のなつき。二人が消えるときに見せた表情が全てなのかな。それにしても今回のなつきは名台詞が多かったなぁ。。。ベタといえばベタだけど、すごく良かった。使い方も歌舞伎の見得のような場面あり、ラブストーリー物のクライマックス風な場面ありと様々。中盤、強力なHiMEが続々あらわれてその存在感は薄くなっていた感もあったけど、最後はビシッと決めてくれたなぁ。この作品、やっぱしっかりキャラ立ってるわ。『JINKI』や『スターシップ・オペレーターズ』のスタッフに見せてやりたいわ。(笑)
そして復活の深優。その腕は剣だけではなくガトリング砲になったりしたのですね。前は出し惜しみだったのか。装備を変えると色の変わる衣装。まるでインパルスを見るようではありましたが(笑)、カッコよかったなぁ。。。あくまでもアリッサへの気持ちが彼女を動かしているようで、アリッサの声に応えて自分の力を解放してどうなるんでしょ。それが意味するところはなんなのかな?
そして舞衣は黒曜の君のもとへ。ところで命と深優の決着がついてないのに柱が11本立っていたということは、やはりアリッサもカウントされているんだろうなぁ。。。科学の力は偉大ということか。先週から懸念していたカグツチ復活は無難なところに落ち着いたかな。「たとえ死んでもあの人はこの胸の中に生きている」といったところ。それにしても弥勒があんな形をしていたとは。まるでジャイアント・ロボ(笑)。蛇じゃなかったのか?という疑問もあるけど、まあいいか。
ちょっと残念なのは予告編で大事なシーンが結構出てたってこと。それが全てじゃないだろうけど、ああなって、こうなって、そんでもってそうなるのか!?あ、でもそれで一週間楽しめるからそれはそれでいいのかなぁ・・・。
次週ラスト。最終回は生で見れなさそうだけど、楽しみだなぁ。3月終わりの作品としては『AIR』と『舞-HiME』が一番楽しみかな。