今週の『AIR』。

今週は第11話『うみ-sea-』。
観鈴が朝目覚めると、傍らには往人の人形と観鈴の大好きなジュースがおいてあった。往人が戻ってきてくれたんだという確信が観鈴に勇気を与える。そして帰ってきた晴子。晴子は観鈴をきちんと自分の子供にするために、観鈴の父方の家に行っていたのだった。だが、そんな晴子に向かって観鈴から出た言葉。「かまわないで。」。晴子が作った料理にも「おいしくない。」。それは晴子が自分と近づくことで、晴子に災厄が降りかかることを恐れての言葉だった。だが晴子はそんなことよりも観鈴のそばにいたかった。その心に素直に身を預ける観鈴の目からは涙が溢れてきた。これからホントの親子の生活が「スタート」する。。。はずだった。
ある朝、目覚めると観鈴は晴子に向かって「だれ?」と呟いた。観鈴は幼時退行を起こしていたのだ。実の母に捨てられ、父からもかまってもらえなかったあの日に戻っていた。晴子はショックを受けるも、「ここからがホントのスタートや」と決意する。だがそこにさらに障害が待っていた。観鈴の父・敬介の来訪である。敬介は観鈴を引き取りにやってきたのだ。間の悪いことに晴子のことを「おばさん」と呼ぶ観鈴に、敬介は観鈴を連れて帰ろうとする。そんな敬介に対し、晴子は三日間だけ待ってくれるように懇願する。三日後に観鈴が敬介のもとに行きたいというのであれば観鈴を引き渡すと。
それからの三日間。晴子は半ば諦めに近い形で観鈴との思い出を作り、心を決めるために観鈴との生活を送る。晴子は自分の親としての資質に悩みながらも、必死に観鈴と触れ合う。そしてそれが観鈴に変化をもたらす。晴子に差し出されたトランプ。頑なに一人で遊ぶ観鈴が晴子に心を開いた瞬間だった。
そして約束の日。晴子は心を整理し、敬介に観鈴を引き渡す。。。つもりだった。それがいいのだと。まだ子供に戻る前に観鈴が一緒に来ることを願っていた海辺での別れ。だがそのとき寝ていたはずの観鈴が目を覚ます。そして敬介の手を振りほどき動かない足で必死に晴子に向かってきた。そして観鈴の叫ぶ声。
「ママ!」
晴子はすぐさま観鈴のもとに駆け寄る。そして観鈴を強く抱きしめた。もう二度と離すまいと力を込めて観鈴を抱きしめた。
というわけで第11話。
ダメデス。モウダメデスヨ。画面ガ滲ンデミエマセンヨ。(T_T)
晴子を思いやり突き放そうとする観鈴と自分のことよりも観鈴といることを大事に思う晴子。そしてそんな晴子のご飯を食べておいしいと観鈴が涙する序盤から、海辺で「ママ!」と叫ぶ観鈴に晴子が駆け寄る瞬間BGMに「銀色」が流れた時にはもう・・・。(ToT)
来週は最終回。最終回。見たいような見たくないような。いや、絶対見たいんだけど終わって欲しくないようなそんな感じ。あと1週間。