今日の『新選組!』

先週の予告どおり、今週は「永倉新八、反乱」の巻。まあ、本編は予想通りで、山南さんの切腹が刻々と近づいている緊迫感がビンビン。
それよりも、歳さんと総司の会話の場面で三谷演出炸裂。これからの隊編成について「これを見てみろ」と書き留めた紙を総司に渡す歳さん。それを受け取り開いてるページではなく、わざわざ別のページをめくり歳さんの俳句*1を見つける総司。つっこむ歳さん。ひるまずさらにつっこむ総司。そして今度はボケる歳さん。ここまでお茶目な歳さんを映像化したのはアニメ『PEACEMAKER鐵』とこれぐらいか?マジな土方ファンには、ど突かれそうだけど。(笑)
そのあと、幹部会議でこの隊編成の草案を提起する歳さん。しんぱっつあんや島田魁にまで不満を言われ逆ギレ。草案の紙を破り捨てます。(笑)
大河ドラマでここまでやれば立派だ、三谷幸喜。大河は高貴なものだというわけじゃないし。どうせまじめ(≠真剣)にやってもやらなくても視聴率稼げないんだから、せめて楽しみにしてる視聴者を楽しませてくれればいいんじゃないでしょうか。フィクション、ノンフィクションの問題もあるかと思いますけど、今までの大河だって必ずしも史実的に正しくないエピソードもやってるんだし。その割合が高いだけだし、それは三谷幸喜の脚本起用の時点でわかりきってること。視聴者が色々な本や資料を基にして培った知識と比較して楽しめばいいかなぁ。。と。
。。。っていうか三谷版が嘘とも限らないし、他の本や資料の内容が真実とは限らないし。(笑)
真実は闇の中のままのものもたくさんあるでしょう。
それでもあくまでも史実と違うことにこだわるんであれば、『三国志』(正史ではなく演義のほう)なんて読めないでしょうなぁ。。。
あくまでもドラマなんだからあれはあれでいいでしょ。別に目くじら立てる必要ないし、楽しくなければ見なければいいし。などとブログめぐりしながら思いました。

*1:ちなみに土方歳三の俳句作りは史実。『豊玉発句集』という句集も残っています。