『R.O.D THE TV』再見計画その4

しばらく日が開いてましたが、一気に3〜4巻(6〜11話)の本編とコメンタリーを鑑賞。
4巻の第10話『クリスマスキャロル』と第11話『さよならにっぽん』、あとこれからだけど第5巻収録の第12〜13話『紙々の黄昏』は中盤の山場。クリスマスキャロルとさよならにっぽんはもう泣けるエピソード満載。
新作を書く苦しみから這い上がろうとするねねねを守る李さん。
ミシェール、マギー、アニタの出会いのエピソード。
突然のお別れの衝撃から立ち直り、互いの友情を確認しあうアニタと久美、それを見守る岡原。
そして最後に待っているのは香港に渡ったねねねと三姉妹を襲う大どんでん返しから次回の紙々の黄昏につながる一連の流れは必見。
特に三姉妹の出会いでの教会でのミシェール、マギー、アニタのやり取りは最高に泣けます。このエピソードは結局物語のラストで非常に重要な位置を占めることになるのですが、このやり取りだけでも個人的にはこの『R.O.D THE TV』最高のエピソードです。
惜しむらくは、R.O.D "THE TV"と銘打ちながらテレビでノーカット版を流せなかったことか。まあ、尺の問題があるというのはある意味仕方ない部分もありますが、ここの所続くフジテレビの深夜アニメに対する扱い*1をみると、それ以上に残念な気持ちになってきます。

*1:R.O.Dの途中打ち切りや、Girlsブラボーの湯気祭り、深夜アニメでは血が流れたりするような「エグイ表現」や体のラインがわかるだけで「わいせつな表現」として規制しているにもかかわらず、それに対しゴールデン枠でたくさんの子供たちが見るようなONE PEACEでは平気で血が流れるシーンを毎回のようにオンエアしてしまう整合性の無さ。