ユーロ2004 予選C組 デンマークVSブルガリア

初戦でスウェーデン相手に大敗したブルガリアと、イタリア相手に攻めながらも決めてなく引き分けたデンマークの第2戦ですが、序盤からデンマークのペース。初戦はサスペンションで出れなかったグラベセンが戻ってきたのが大きかった。
グラベセンが中盤でボールを持つと、そこから左サイドのヨルゲンセン、右サイドのロンメダール、前半途中からはグロンキア*1へロングパス、時にはトップのサンドに当てるなど攻撃の起点となって活躍していた。ただ、そこからなかなか攻めきれない時間が続く。そしてこのまま折り返しかな、と思い始めた前半終了間際。サンドに当てて、落としたところをグラベセンが前線にスルーパス。そこに中央に切れ込んでいたヨルゲンセンが走りこみ、DFとGKをひきつけたところで折り返し。それをトマソンが押し込んで待望の先制点。
後半はほとんどこう着状態。デンマークのサイド攻撃や三度のポストプレイはことごとく封じられ、起点になるグラベセンもマークが集中して万全の状態でボールをもてない。ここらへんはデンマークの今後の課題かな。これという形を持っているが、その形を抑えられると動けない。一方ブルガリアも時折カウンターで攻めるも、フィニッシュまで至らず、イライラが募る。ファールが増えて、イエローカードも増えていく。しまいにはS・ペトロフが2枚目のイエローをもらい退場。
その後再びデンマークが攻勢に出る。前述の課題を解決する答えか、それまで右サイドに張り付いていたグロンキアが左にも出て行くようになる。そして終了間際、待望の追加点はその左サイドを上がって行ったグロンキアから生まれる。ボールを持ってドリブルに入ったグロンキアはいつものように縦に抜けると予想してコースを切ってきたDFをあざ笑うかのように華麗な切り返しで中へ、そこから中へボールを蹴る。うけたトマソンはDFに囲まれ、押さえつけられながらもダイレクトでサイド前にボールを出す。そしてそこにはグロンキア。キーパーの動きをしっかり見てボールをゴール右隅に突き刺した。チェルシーではふかしてばっかりなのに。(笑)
まあ、そんなこんなで結局2-0でデンマークの快勝。このあと、イタリアVSスウェーデンがあるけど、C組の勝ち残りはこの3チームに絞られた。でも、この3チームってどのチームも決勝Tでみたいなぁ。。。まあ、心情的にはイタリアの1位突破はデフォルトなんですけどね。(笑)

*1:トイレ行ってる間にロンメダールからグロンキアに変わっていたのですが(笑)、何かアクシデントがあったのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃったらコメントお願いします。