ユベントスvsペルージャ

今週のユーベは負ければ降格の決まるペルージャとのアウェー戦。


先発は上図左のような感じ。ユーベは相変わらずのスロースターターぶり。残留を賭けているペルージャとのモチベーションの差か、ゼ・マリアから元ユーベのラヴァネッリへのクロスなど、両サイドから再三切り込まれいいとこなし。時間が進むにつれて、左サイドペソット、中央から流れたネドヴェドを中心に徐々にチャンスを増やすも、結局両チームとも得点のないまま後半へ。そして後半早々、ゲームが動く。ペナルティーアーク付近でボールを受けたペルージャラヴァネッリが、すばやく反転しながら左足でゴール左隅へ放ったシュートが決まる。
ここでようやくリッピ監督が動きを見せる。後半8分、ネドヴェドに替えてカモラネージを投入すると、続けて11分にはペソットとマレスカに替えてミッコリとユースのボディアンスキを投入。しかし、いくらか流れを引き寄せるも状況をいっぺんさせるまでにはいたらず、時間は刻々と過ぎていくばかり。さらに28分には2枚目のイエローでフェラーラが退場とどんどん追い詰められていく。しまいにゃその直後にペルージャリビアカダフィ大佐の息子、アル・サーディをデビューさせる余裕まで与える始末。結局そのままタイムアップ。ああ、なんじゃ、そりゃ。最後まで最前線でボールを追いかけ続け、攻撃することをやめなかったラヴァネッリのつめの垢をせんじて飲ませたいぐらい、気持ちの感じられない試合でした。そりゃさぁ、いくら負けても4位になることはないけどさ。。。

今日の明るい兆しはカモラネージの復帰と、この試合がデビュー戦になったボディアンスキの可能性。カモラネージは今季序盤こそ精細を欠いていたけど、調子を戻してからは攻撃にアクセントをつけられる存在だけに復帰したことは良かった。そしてボディアンスキ。マレスカのあと、中盤の底に入ったのだけど、とてもシンプルにワンタッチ、ツータッチでボールを裁いたり、隙を見て前に出したりとなかなかのプレー。まだ線の細さは否めないものの、バランスがいいのか、意外に当たり負けしてなかった。今後に期待したい。
そして敵ながらラヴァネッリには拍手。あなたのその働きには頭が下がります。前々節でゴールを決めた際に流した涙はホンモノですね。

とにかくあと2試合。来季につながる光とともに、応援に来てくれるサポーターを満足させてくれる試合をしてください。はぁ。。。