under the ground

薬の効き目もなく、今日は一日地の底のような感じ。
何も出来ず、目に飛び込むモノ、耳に入ってくるモノ全てがノイズに感じてしまい、心の中に苛々が募る。文字も絵も音楽も。肌に触れる空気さえも。普段好きなモノですら今の自分には心をざわつかすウィルスでしかない。
とにかく波が過ぎるのを待つしかないのか。鬱々とした気分のまま、目を閉じ耳を塞ぎ海の底で膝を抱えて潮が引くのを待つしかないのか。
なんでこうなってしまったのだろう。明けない夜はない、春の訪れない冬はないなんて嘘っぱちだ。今のボクにはそうとしか思えない。もし、それが本当ならばそれはどこにあるのだろう?依る標すら失いつつあるボクはどこに行けばいいのだろう?
他人に頼るだけではいけない。自分で掴まなくちゃいけない。そんなことは百も承知。でもアタマではわかってるけど、ココロではわかっていない。
だから今ボクはそのココロに響く術が欲しい。