『ローレライ』

ローレライ』、見に行ってきました。午前中病院にいって、その帰り。チネチッタに行ってきたのですが、最近の映画館はイイですね。見やすくってキレイで。そのぶん座席指定で混雑すると見れないという弊害もありますけど。
で、肝心の本編ですが素直に面白かったです。まあ、ウチの面白いっていうのはあてになりませんけどね。完全に『デビルマン』で映画に対する価値観が変わっちゃってるだろうから。基準は『デビルマン』に比べて、ってなっちゃってる気もします。(^^;;
潜水艦の戦闘シーンでは模型とCGでやってるはずなのに、凄い質感が出てて本物の潜水艦を撮ってるような感じがしました。SEがとても良かったのもあるのかも。たぶん家でDVDで見てもあの感じはでないだろうなぁ。。。で、なんか見たことある感じもすると思ったのですが、スタッフを見て納得。庵野秀明が戦闘シーンのコンテを切っているんだということに気づく。やっぱ庵野さんと樋口さんのコンビでメカの特撮取らせたら凄いわ。見たことあると思ったのは『ふしぎの海のナディア』のノーチラス号で見たものとダブったんだろうなぁ。あんまり潜水艦が出るような映画とか見たことないので、もしかしたら潜水艦の動きの描き方としては定番なのかもしれないけど、海面に浮上した時の迫力とかすごかったです。少なくても『フルメタル・パニック!』のトゥアハー・デ・ダナンではあそこまで描き切れてなかったな。って比較の対象にしていいのか(笑)?
それからやっぱ役者は演技できる人揃えなくっちゃ。本職じゃなくても存在感のあるような人を選ぶとか。少なくても意味もなくゲストで出すようなマネはいけないよな、と再確認。意外だったのはピエール瀧がすごく面白かった。使い方が良かったのか、本人の資質なのか。他にも脇役もいい役者さん揃ってたなぁ。新感線の粟根さんとか、踊る大捜査線でも知られる小野さんとか。挙げるときりないけど、キャスティングもおおむね良かったんじゃないかな。キャラメルの上川さんが最後に出てきたのにはビックリ。まあ、上川さんはちょこっとだけだけど。
まあ、ストーリーというか本に関しては多少話が飛んでるなぁ、と感じる部分はあったけど、2時間以上の上映時間を長く感じさせないものにはなってたし、見て損はないかな、という感じでした。見るなら断然映画館のほうが面白く感じる映画にはなってます。個人的には◎の出来でした。