2006ワールドカップ アジア最終予選B組第1節 日本VS北朝鮮

日本 2-1 北朝鮮
(日本)
前半4分 小笠原
後半44分 大黒
(北朝鮮)
後半16分 ナム・ソンチョル

これはデジャヴ?まるで1年前のリプレイを見ているような錯覚に陥った後半ロスタイム。1年前は久保が、そして今日は大黒が土壇場で勝ち点3を強引に引き寄せるゴールで勝利。いやー、勝ったことがすべて。ほっとしてますわ。(^^)

今日のスタメンは先日のシリア戦と同じメンバー。ヨーロッパから呼び戻した俊輔と高原はベンチスタート。試合はいきなり日本の得点から。アレックスが得たFK、ちょっと遠目ながらも小笠原が見事なゴール!ぐぉぉぉぉぉ!おっしゃあ!
その後もしばらく日本の攻勢が続くも、次第に中盤のチェックがルーズになり日本側のサイドで北朝鮮の選手に容易に前へ向かせるようになると徐々に北朝鮮の攻撃も増え試合は均衡した状態に。日本の攻めは時々右サイドから加地が上がるも、ボランチの遠藤や福西のフォローも少なく、基本的には2トップの鈴木、玉田とトップ下の小笠原が中心。左サイドのアレックスはほとんど上がらず、攻撃は単調。一度、左サイドに開いた玉田があげたボールを福西と宮本が詰めたぐらいか?そうこうしているうちに前半終了。
後半開始後もしばらくそんな感じ。そしてちょっとヤバイかなと思い始めたのが中盤で与えたファールからリ・ハンジェのヘディングのシーン。川口のグッドセーブで難を逃れましたが、危なかった。。。と思ったあと、左サイドでボールを持ったナム・ソンチョルがクロスではなく左足のアウトフロントで二アにシュート!川口も逆を突かれゴール!マジッスカ。。。嫌な予感プンプン。だけどここで応援をやめるわけにはいかんわけですよ。下を向いちゃいけません!
そしてさすがにジーコも動きます。まずは鈴木に替えて高原投入。そしてマコに替えて俊輔をいれ、フォーメーションも4-4-2に変更して勝ち越しを狙いに行く。俊輔と小笠原は左右にポジションを入れ替えながらスペースを作り、ようやく両サイドのアレックス、加地の上がりが機能しだす。でも、あと一歩が届かない。そして最後に玉田に替えて大黒投入。迎えた劇的なロスタイム。あー!すげーよ大黒!
そしてタイムアップ。あー、勝ち点3とれてよかったぁ〜。。。
そうは言っても、まあ課題はいくつもあったわけで。これからあと5試合ありますからね。次節はアウェーのイラン戦ですが、マコとアレックスはサスペンションで出場停止。ここに誰が入るかということですが、3バックで行くんだったら松田もいるし、試合勘の心配はあるけど坪井もいる。安定感は3バックのほうがあると思うけど、今日の終盤の感じや小笠原の調子よさと今度はヨーロッパに比較的近いイランでの試合と言うこともあるので俊輔の調子も合わせやすいだろうことから4バックと言うことも考えられます。どうなるかな?俊輔はタフになったなぁ。。。正直ここまで強くなれるとは思わんかった。昔は代表でやるには彼を中心にしたシステム(昔、磐田がやった名波を中心にしたN-BOXみたいな感じ。)を組むかしないと通用しないと思ってたけど。あと、今日は無理にスタメンで使わなかったことも、後々のこと考えると良かったと思います。無理をさせて調子崩したらもったいないし。結果苦戦したけど、俊輔が最初から出てれば解決できたと言うわけでもないだろうし。小笠原が結果出しててましたしね。でも、試合前にスタメン公表するのはどうよ?>ジーコ
あと伸二も戻ってくるし、ヒデも最悪の時期を脱してくれば頼りになる。イナもイングランド1部リーグとはいえ試合に出れるようになってコンディションを上げてきてる。色々選択肢が増えた中でジーコのチョイスが重要な部分を占めてくると思うので、そのあたりが心配だなぁ。。。太ノン増すよ、ジーコさん。血迷ったことをしないでね。
あと気になったのがアレックスの無駄な切り替えしが多かったこと。もっと思いっきり勝負に行っていいと思うんですけどね。次節は誰が出るかな?ようやくアツを試してくれるかな?
それにしても大黒ですよ!大黒です!元札幌の大黒ですよ!(笑)
いやぁ。。。コンサの時は全然使われなかったですからねぇ。。。当時の彼がまだそれだけのレベルになかっただけなのか、それとも当時の札幌の首脳陣の見る目がなかったのか。わかりませんけどね。きっと後にイタリアへ移り、ブラジル代表やセリエAの得点王にまで上り詰めたアモローゾをみたヴェルディサポもこんな感じだったんでしょうか?(笑)
なによりも、ユーベよりも、テンションが上がるのは代表の試合、W杯。緊張感が違います。さてあと5試合。行くぜ!ドイツ!