実写版デビルマン

先日、浦和VS市原の試合でデビルマンの公開記念かなんかで始球式をやったとかいう記事で公開していたことにきづいたので、観にいってきました。最近集中力が続かないからどうかな、とも思っていたので、今朝比較的調子がいいこともあり急きょ決定。
で、肝心の感想ですが、ネタにさえできないほどの出来ッス。(^_^;
ストーリーはテレビ版ではなくバイオレンス度MAXな原作をベースにしたものだったのですが、メインの役者陣の演技はあまりにもひどくて見ていて痛々しく、変身シーンのポーズが滑稽だとかレベルを超えていました。(^_^;
また、脚本がメチャクチャで、物語の起承転結がなく、お話を作るのではなく、ただCG映えするシーンだけ選んで並べてる感じで、デーモンとデビルマンの違いも明確なものではなかったし、一番主題をおくべきデーモン以上の人間の醜さの描きかたも、牧村家の虐殺のシーンや戦争のシーンなどで描いてるのですが、映像表現のインパクトだけを追及したかのように、本質的な主張が見えてこない。
で、原作のラストシーンを最後にするかと思ったら1シーン追加。このシーンがまた意味が分からない。そこからどうしたいの?と聞きたいぐらいでした。
正直ネタにできるならいいかなぐらいのつもりでいったのですが、それすらできない出来にがっくり。
まあ、救いは寺田克也デザインのデビルマンはなかなか迫力があって良かったということぐらいでしょうかね。あ、でもそれなら映画館にいかなくても、ネットで見た予告編だけで十分か。(笑)